ファクタリングは、売掛債権を持っている会社が、ファクタリング会社に手数料を支払う事で売却する事で現金化します。取引先との決済日より早く回収ができるのが買取型の特徴と言っても良いでしょう。支払いと入金のタイムラグをなくす為のシステムです。ファクタリングと貸金業の違いを説明できるでしょうか。
貸金業は、担保設定や保証人が必要とするのに対して、ファクタリングはそれらの必要がありません。債権を売買するのがファクタリングで、債権を担保として融資するという形になります。償還請求権があるのかないかの違いがあります。売掛先から資金を回収できなかったとしても担保等をかけていないので、自社がリスクを負う事がなくてサービス提供会社が全て負います。
会社の審査は賃金業者とは違うのでとにかく簡単です。売掛先の会社がちゃんと売掛金を支払ってくれるかどうかが審査の基準となります。融資を受ける事ができなかった企業は資金調達に適しているといえます。翌月の支払いなど比較的早い段階での支払いが多い場合は問題がないのですが、支払いが長期間になってしまうような場合で手形決済だと現金が手元にないという状況です。
売上は黒字なのに倒産してしまうかもしれないという危険性を回避する事が可能になります。メリットばかりでなくてデメリットもあります。買取型で言えるのですが、手数料がかかってしまう事です。特に、2社間の買取売掛金額は10%から30%となるので注意が必要です。